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読んでも読んでも読んでも読んでも [moan]

読み終わる気配を見せない論文コピーの山&図書館で借りてきた本達。論文読んでは、「お、おもしろそうな見解。ふむふむ→脚注を見よ→○○さんの19××年の論文参照→図書館に行ってコピー」の悪循環で、読めば読むほど過去の論文のコピーが。ああ、これってお家にある本なのに、今手元にないからコピー(泣)、とか、これのコピーはお家にあるのに(以下省略)。

指導教官には口酸っぱくして「過去のものから読んでいくこと」と言われているんですが、そんなの経験上よく分かっております、と心の中で思っていたが、今のところジグザグにしか読めておりませぬ。早く1980年代から遠ざかりたい。

そして疲れて、ご飯食べて、ちょっと腹ごなしにする読書も、800ページある本なので、買ってからかなりするのにまだ180ページぐらい。読んでも読んでも終わらない。

本屋で本を選んでいる時と、図書館でコピーしている時が一番楽しい、という時点で終わってるな。ただしコピーは論文に限る。本一冊コピーは苦行だ。アイルランドだと1ユーロで7枚しかコピーできないから、日本円で20円か、と思ったら寂しいし。バブルでとんでもないインフレ、どうにかしてくれー。


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宗教か、経済か? [雑記(徒然なるままに)]

たいした情報ソースを持っていないので、あまり断定的には書けないことだが。

今更ながらフランスでの「暴動」について。今日で12日らしい。行動を起こしているのがムスリムが多い、とのことで、「イラクとの関わりが」なんてトンデモな話もあるみたいだが、これでまた「イスラム教徒って本当に凶暴」などという「常識」がまかり通る下地がさらに強化されてしまったように感じて、残念でならない。

イスラムの教義はほとんど知らないので、イメージ論になってしまうが、イスラム教という宗教は、私にとっては非常に柔軟なイメージがある。中世イメージだけど。確かに、特に19世紀以降の西洋的発展から取り残されて、「男女同権」や、「ジェンダー問題」、そして自由主義、資本主義から大きく後れを取ってしまい、かつて(って、とっても昔ですが・・・)の経済的、文化的第一人者としての地位から転がり落ちてから、長い時が経ってしまったわけだが、だからといってイスラム教が遅れているとか、間違っているとか、キリスト教が優っているとか、そういう話では語れないし、そもそも、信仰の問題を「正しい」「正しくない」という点では語れない。

何を言っているのか自分でやや分からなくなってきた。ともかく、イスラム教に貼られた「遅れている」とか「差別的だ」とかそういうレッテルを、「先入観」として排除した状態で、冷静に見る必要が、世界的にあるんじゃないか、と。

これが本論ではない。話がそれてしまうのが問題だな、私の。

フランスの状態を見ていると、イスラム教徒が暴れているのではなく、経済的にも市民的にも差別され、「第2級市民」に甘んじなければならない状態に置かれた、エネルギーの有り余った若者が鬱憤を晴らしているようにしか見えない。騒ぐ方には何も生み出さない破壊のための破壊、だと言える。

あからさまに差別されたこともないし、警察に職質されたこともない(無灯火の自転車でとっつかまったことは数回あるが)私が理解することは難しいだろうし、理解したつもりにもならないが、問題は宗教ではなく、宗教は問題の一部に過ぎず、それによって派生した差別、そしてそれによる無職状態、そして貧富の格差の拡大、つまりは経済的な部分が最も大きいように思う。

北アイルランドの問題も、カトリック対プロテスタント、というより、そこから派生したカトリック教徒に対する就職等の差別、そしてそれによる貧富の格差、というのが大きな原因だと思われる。

そう考えると、小さなことでも差別し、経済的にも困難な状態が続いている日本で、同じことが起こることも当然あり得るわけで、われわれは対岸の火として眺めるのではなく、冷静に、そうならないようにするためには何をしたらいいか考える時が来ているように思う。

その辺の視点を現在の議員センセイ方がお持ちであるとはとうてい思えないのだが。貧富の格差は明らかに大きくなっているのだがね、現在の日本は。そこで大切なのが教育だと思うのだがね。

諦めるしかないのかな・・・。明るい未来が見えないよ。


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アイルランドのダメなところ [アイルランド的小咄(雑学)]

これはルームメイトのノルウェー人とも前に話したんだけど。

せっかくここ数年経済活動が活発で、おそらく国民総生産(?)、何というのか忘れてしまったが、とにかく国としてのもうけが大きく増加したであろう国なのにもかかわらず、インフラの計画性がないこと。合ったとしても、非常に短期的視点にとらわれていて、この先の長い計画で行動していないこと。そこが問題だと思う。

何よりも長期的視点にたつ教育から、予算を大幅にカットしている国の国民が言うのも何ですが、政権のよりいっそうの安定や、国民の人気取りのためとかに、LUASなんて交通機関を作って、「よくやった!」と自画自賛してどうする。LUASとは、要はちんちん電車、すなわちトラム、ドイツ語ではシュトラッセンバーン、つまり路面電車に過ぎない。

ダブリン市内は交通渋滞が激しいので、ということで「バスよりも便利、時間通り」なのかもしれないが、所詮路面を走っている時点でバスとほとんど一緒じゃないですか。そして路線が少ないから、焼け石に水。乗ったことないので(爆)、都内に唯一残った市電のようにそれ専用のところを走ってるのかもしれないが、少なくとも街中では道路を走っている。

確かにダブリンはヨーロッパの都市の例に漏れず、歴史のある街だ。大きな街としてはヴァイキングが9世紀に作ったから、それ以来のものが現在の都市の地下に埋もれていることは分かる。でも、1200年の歴史のある(つまり8世紀に作られた)京都にも、オリンピックの時には無理矢理でもアテネ、そして何よりローマ以来の歴史あるロンドンなんか1世紀も前に、地下鉄を作ってるじゃないですか。後先まで考えたら、あんな路面電車でお茶を濁していても、たいした解決にはならないと、外国から来た人間は思うのだが。

確かに路面電車の方が遙かに安上がりで、しかも短期間にできるでしょう。でも、この先さらに増えるであろう交通量をどうするつもりなのだろう。ダブリンのシティー・センターはかなり壊滅的な渋滞だと思うのだが。

さらに、一言付け加えるならば、その街中の渋滞を避けるためのバイパスを造ったのはいいが、あれってタラの丘をちょっと横切っているんだっけか? ともかくあのあたりの歴史的遺跡を一部破壊している、という話で、問題になっていたはずだ。タラの丘は、中世初期やキリスト教以前の歴史、あるいは神話に興味がない人にとっては、ほとんど何にもない、羊がのんびり草を食んでいるところかもしれないけれど。歴史的遺物は、自然と同じである程度は保護、保存すべきではないか? 仮にもかつての「首都」(いろいろな意味で問題ある表現であるのは分かっている)なのに。

京都の駅ビルみたいなもんだね。まったく。人様のことは言えませんが。


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シャレで [買ってしまった本]

買っちゃったよ。シャレで買ってる場合じゃないんだけどさ。『ダビンチ・コード』を読んだら、やっぱり気になるじゃないですか。

Opus Dei

Opus Dei

  • 作者: Allen John
  • 出版社/メーカー: Allen Lane
  • メディア: ペーパーバック


ちなみに、これはシャレなのかどうかよく分からない。たぶんノン・フィクションなんだろうけど。

The Messiah Code

The Messiah Code

  • 作者: Michael Cordy
  • 出版社/メーカー: Corgi Adult
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: ペーパーバック



↑ああっ! よく分かんないけどノン・フィクションじゃない! スリラーとかって書いてあるけど、柳の下? 二番煎じ? ダン・ブラウン、すごい影響力・・・。もうすぐお城買って新婚さんに?! (それじゃあ、ハリー・ポッターじゃないの、と自分つっこみ)。


大学院への留学・2 [study in Dublin]

大学院に留学しよう、なんて人はきっとブログで情報探したりしないだろうから、ここは自分がどれだけ苦労したか、ってことを書いて、自分で自分を褒めてあげるためのものだな。イヤな台詞だが。

年が明けてから、大学院側に応募要項を送ってくれ、というメールを出したが、一度メールが開通(笑)するととんとん拍子に進むもので、1週間ぐらいで到着。メール出して、すぐ送ってくれたのね。さらにTOEFLは今ではネット予約できて、空いていればすぐにも受けられるような代物になっていたので、一番近い空いている日に予約。ただし、朝8時半とか9時に茅場町に来い、という条件だったので、当日は眠かったが。

さらに友人のアドバイスを受け、3月頃に要項がでるだろうと思っていたアイルランド政府奨学金の要項をもらうため、大使館に電話を入れる。まだできてはいないが、でき次第送るので、ということで指定サイズの封筒に指定された切手を貼って郵送。これは2月後半に届く。

これからが大変。必要とされた書類に関して一部が非常に困難だった。

簡単だったのは2名の推薦状。指導教官と中世初期アイルランド史のプロパーで、普段からお世話になっている先生の2名にお願いする。大学院用と奨学金用とで英語2通、日本語1通。かな?

成績証明書、卒業証明書、在学証明書おのおの。私はアホなことに3つも学校に行っているので、それぞれを取りに行くのが大変だった。しかも英語と日本語両方で、2つ目の学校の英語の証明書がかなりいい加減で・・・。変な大学名にしたり、「日本初の単位バンク制」とか謳っている前に、グローバル化を進めなさい。そういえば、ここは外国の大学図書館への紹介状すら出してくれなかった。

奨学金側で大変だったのが、健康診断書。現在在学中の大学では、「大学の」指定用紙でしか英語の診断書を出してくれない(よく考えるとおかしな話だよなぁ。つまり、英語ができないから決められたフォーマットでしか作れないと。でもこちらが必要とする書類も、英語できなくてもほぼオッケーだよ、ってぐらいかんたんなえいごだったんですが・・・)。これのためだけに健康診断に行ったのに・・・。しかし、奨学金側では当然、政府が指定した用紙を使え、ということだったので、英語で診断書を出してくれる病院を探し、そこで英語で診断書を書いてくれる先生が来る曜日に朝から行き、何時間も待ち、5分ぐらい話して終了、9000円になります、という状態だった。というわけで、現在通っている大学もグローバル化がやや進んでないと見た。最初に行ってた大学が、あまりにもグローバル(っつうかアメリカナイズ)だったために、大学ってみんなそんなものだと勘違いしてたよ。

大学院側に提出するので一番大変だったのが「出生証明書」。そんなの日本にないし。ということで、戸籍を取りに、最近できたひらがなの名前の市の役所に行ったら、「英語で戸籍は出せません」だと。友人の住む新宿区は出たそうだぞー。それで、役所に教えてもらった公正証書を出してくれる事務所を訪れて、頼んだ。が、結局、戸籍を英訳したのは私で、それを公証人にメール送り、それを元に(というかほぼそのまま)英語で戸籍を作ってもらって、ハイ、1万5千円。

用はお金がかかったってことで。

あとは、何をやりたいかや、履歴書を英語で書いたりして、締め切りまでに書類を送り(コピーを作ったり、書類に書き込んだりなどあったが、結構忘れてるな。それらは指示通りにすれば良かったから)、お返事を待つ。

こう書くと、結構簡単だな。そう、やっちゃうと結構簡単なのだった。一部の書類がうまく手に入りにくかったりしたが、何とかなるもんだし。何とかなるんだなぁ。

で、このまますいすい行くと思ったら、最後の最後に大きな問題が発生。

それはまたいつか機会のあった時に。わりと最近なので生々しい。


トンデモ! [TB]

http://blackshadow.seesaa.net/article/7460434.html

あはは、でたでた、ここでも批判対象は「マルクス主義」ウンチャラとカテゴライズされてる(笑)。文系のトンデモの方が好きだけど、理系のトンデモもおもしろいねぇ。


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他人の痛みを想像すること [complaint]

思考がマイナスに動くことってままある。今回の直接の原因は、友人二人からのメールといくつかのブログ。

うまく言えないんだけど。支離滅裂になるから、誰も読まないほうがいい。まさに、愚痴の掃き溜め。

まず、小泉が組閣して、やっとこさ閣僚を見てきた。安倍晋三、官房長官。写真を見たとたん、文学的な装飾ではなく本当に吐きそうになった。ポスト小泉の最右翼と言うことでしょうね。そしておそらく、これって好意的に見られているんだと思う。なぜ? 違う意味で「最右翼」ではないのですか? 

右傾化、というのをうまく言えず、アイルランド人の友人の夫(イスラエル人。アイルランドで日本語の通訳をしている)に「ライトウィング」と言ったら、「日本の場合はライトウィングと言うより、ナショナリストと言ったほうがいいんじゃないか」と言われた。ナショナリストは右翼とは違うんですね、とは思ったが、最近はよく分からない。

彼や、彼側にいる人たちは論敵のことを「共産主義者」とか「マルクス主義」とか言うからだ。いつの時代の人たちですか? と昨日までは笑っていられたんだけどね。

支離滅裂だけど、男女共同参画なんちゃら、になった女性閣僚の、あの社会的女性性を強調したドラえもんのようなドレスは何ですか? 結局お飾りになって、名前だけの張りぼてにされるんですか? 官房長官はどうも男は男らしく、女は女らしく、という方針を好まれているようですけど?

小泉や安倍や石原都知事に票が集まるのは、なぜかよく分からないが、私の両親の発言から何となく想像が付く。つまり「はっきりものを言うからいい」と言うことらしい。態度が大事であって、発言の中味はどうでもいいってことなんだ。日本人の政治に対する絶望感ってこんなに大きかったんだな、と思って、ショックを受けた。今までの腹芸ばっかりの政治にうんざりしまくったら、こうなってしまったと。

新しい歴史教科書の問題について。「自虐史観」とか、センセーショナルなことをいっているが、これを真に受けている若者が多い、と見受けられる。これって実は裏に黒幕がいるんじゃないかと。つまり、社会党が骨抜きになった出発点は、自民党にうまく乗せられて、首相を出してしまったところだと思うんだが、こうすることで左派中道(?少なくともある意味「革新党」)の党の存在意義をなくす、という長期的視点で村山首相を作り出した黒幕がいたんじゃないか、とずっと思ってるんだが、それと同じで、それよりももっと長い視点で、日本が悪かったんだ(極論だが)という歴史教育を延々とやっていくことで、戦後60年ぐらい経つと、それに反発したくなるような下地ができる、ということを考えた人がいたんじゃないかと。

ウェールズ中世史のN先生に、かつて「もう、この状況には諦めています」といったところ、私のような若い世代が戦う姿勢をもたないのは悲しい、といわれた。でも、戦うすべが私にはないのです。彼らは理論武装してきてるけれど、私にはそれに対応する武装ができないんです。私がただ一つもっていることは、「もう少し他人の痛みを想像するだけでもしてみようよ」っていうことだけなんです。そうしたら、韓国人は云々とか、南京大虐殺なんて無かったのに、中国人は嘘つきだ、とか、従軍慰安婦なんてものはなかったんだ、とか、言えないよね、とは思うんだけど。こんなの簡単に吹き飛ばされちゃうよ、先生。

反フェミニズムとして叩かれて、実は女性作家でした、とあとで分かったジェームス・ティプトリー・ジュニアの小説に『ヒューストン、ヒューストン、聞こえますか』というものがあるが、女性だけの世界故に発展もなく、活気もなく、科学進歩もないが、だからこそ戦争もない未来の地球、というのが出てくる。何となくこれを読んだ時、それのほうがいいじゃん、と思ったんだけど、つまり、何が言いたいかというと、女性の方がひょっとしたら他人の痛みを想像しようという姿勢をとることが、男性よりも少しは楽にできるのかもしれない、ということ。あるいはガツガツしないで、まったりした状態になるんじゃないか、ということ。

小泉チルドレンを見る限り、そうとも言い切れないのね。塩野七生が閣僚に入ってなくて本当に良かった。

本当に支離滅裂。


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がっかり [雑記(徒然なるままに)]

ちょっとした理由(MSIJの方で、こちらのURLを載せてもらった)で、最初から、やばいことはないか読み返してみた。誤字脱字の嵐・・・。これって、修論の時にもたくさんあったのよねぇ。校正できない私。かなりショック。がーん。

お昼過ぎに暗くなってきて、みんなで「雨降りそうね」とか言っていたら、降ってきた。日本と違って真っ暗になって降り始めるんじゃなくて、まだ結構明るいのに降ってくるから、突然な感じが否めない。そして華麗に虹まで出た。で、2時間ぐらいで止んだ。今日の天気予報では「シャワー」になってたから、こんな感じで降ったり止んだりかな。

はっ。この間にタバコを吸いに行くべき?


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Fry, Susan Leigh. 『Burial in medieval Ireland, 900-1500』 [学問]

私がこれからやりたいと思ってることに結構ぴったりの本が(うれしさと残念さ)! と思って借りたが、元々博論だけあって結構荒削りな論文。副題が『A review of the written sources』で、著者自身が紙数と時間に限りがあり、とりあえず文字史料から分かることをおおざっぱに纏めることを目的とした、ということだけあった。

一応自分の研究範囲は7〜9世紀頃なので、このあたりの史料を使ってあるところだけを流し読みした。書評で、タイトルと違って結構初期の史料も使われている、ということなので読んでみたのだ。しかし、それほど得るものはなかったが、とりあえず参考文献を作るためには非常に役立った。

おかしなところは、一次史料のほとんどが英訳のあるものばかり。「ラテン語の聖人伝の編者・・・」とわざわざ書いて、そのイントロダクションのみを使ったり(これはイントロ以外はラテン語のみ)、古アイルランド語の法史料を引用しているが、脚注を見ると明らかに孫引き。せめて、孫でもいいから刊行されてる史料なんだから、どのあたりを使っているかぐらい示唆が欲しかった。孫引きの元の本を見ても、どこからもってきたか書いてないし(泣)。これは今ちょうど友人達と翻訳を作っているものなので、非常に知りたかった。ともかく今まで読んできた部分には出てきてない、ってことしか分からず。

Etchinghamとは大違い。アイルランドの古法も、訳にいろいろな問題がある100年ぐらい前に出た6巻本だけしか使っていないし。

でもよく考えると、この著者の主要な研究年代は、おそらく中世中期から後期なんだろうと思うと、そこまで史料について突っ込んでもしょうがないのかもしれない。でもせっかくTrinity卒なんだからなぁ。

一次史料の扱い方は、非常に注意しなければいけないということを、改めて教えてくれた「反面教師」的本。

Burial in Medieval Ireland: A Review of the Written Sources

Burial in Medieval Ireland: A Review of the Written Sources

  • 作者: Susan Leigh Fry, Susan Fry
  • 出版社/メーカー: Four Courts Pr Ltd
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: ハードカバー


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気になる本 [学問]

『中世の俗人像』

Images of the Medieval Peasant (Figurae: Reading Medieval Culture (Paperback))

Images of the Medieval Peasant (Figurae: Reading Medieval Culture (Paperback))

  • 作者: Paul Freedman
  • 出版社/メーカー: Stanford Univ Pr
  • 発売日: 1999/04/29
  • メディア: ペーパーバック


書評を読む限りでは、中心は中世後期。「俗人」研究だから、しょうがないといえばしょうがないが、著者の意識としては、後期のイメージの源泉は初期、ということで、多少は関わりがありそう。

自分の研究とはかなり関係がないけど、ちょっと読んでみてもいいかなぁ、とは思うが、なぜかアイルランドの本屋さんの歴史コーナーって、すっごく充実してないんだよなぁ。アイルランドの歴史、という棚は大量にあるのに。


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