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大学院への留学・2 [study in Dublin]

大学院に留学しよう、なんて人はきっとブログで情報探したりしないだろうから、ここは自分がどれだけ苦労したか、ってことを書いて、自分で自分を褒めてあげるためのものだな。イヤな台詞だが。

年が明けてから、大学院側に応募要項を送ってくれ、というメールを出したが、一度メールが開通(笑)するととんとん拍子に進むもので、1週間ぐらいで到着。メール出して、すぐ送ってくれたのね。さらにTOEFLは今ではネット予約できて、空いていればすぐにも受けられるような代物になっていたので、一番近い空いている日に予約。ただし、朝8時半とか9時に茅場町に来い、という条件だったので、当日は眠かったが。

さらに友人のアドバイスを受け、3月頃に要項がでるだろうと思っていたアイルランド政府奨学金の要項をもらうため、大使館に電話を入れる。まだできてはいないが、でき次第送るので、ということで指定サイズの封筒に指定された切手を貼って郵送。これは2月後半に届く。

これからが大変。必要とされた書類に関して一部が非常に困難だった。

簡単だったのは2名の推薦状。指導教官と中世初期アイルランド史のプロパーで、普段からお世話になっている先生の2名にお願いする。大学院用と奨学金用とで英語2通、日本語1通。かな?

成績証明書、卒業証明書、在学証明書おのおの。私はアホなことに3つも学校に行っているので、それぞれを取りに行くのが大変だった。しかも英語と日本語両方で、2つ目の学校の英語の証明書がかなりいい加減で・・・。変な大学名にしたり、「日本初の単位バンク制」とか謳っている前に、グローバル化を進めなさい。そういえば、ここは外国の大学図書館への紹介状すら出してくれなかった。

奨学金側で大変だったのが、健康診断書。現在在学中の大学では、「大学の」指定用紙でしか英語の診断書を出してくれない(よく考えるとおかしな話だよなぁ。つまり、英語ができないから決められたフォーマットでしか作れないと。でもこちらが必要とする書類も、英語できなくてもほぼオッケーだよ、ってぐらいかんたんなえいごだったんですが・・・)。これのためだけに健康診断に行ったのに・・・。しかし、奨学金側では当然、政府が指定した用紙を使え、ということだったので、英語で診断書を出してくれる病院を探し、そこで英語で診断書を書いてくれる先生が来る曜日に朝から行き、何時間も待ち、5分ぐらい話して終了、9000円になります、という状態だった。というわけで、現在通っている大学もグローバル化がやや進んでないと見た。最初に行ってた大学が、あまりにもグローバル(っつうかアメリカナイズ)だったために、大学ってみんなそんなものだと勘違いしてたよ。

大学院側に提出するので一番大変だったのが「出生証明書」。そんなの日本にないし。ということで、戸籍を取りに、最近できたひらがなの名前の市の役所に行ったら、「英語で戸籍は出せません」だと。友人の住む新宿区は出たそうだぞー。それで、役所に教えてもらった公正証書を出してくれる事務所を訪れて、頼んだ。が、結局、戸籍を英訳したのは私で、それを公証人にメール送り、それを元に(というかほぼそのまま)英語で戸籍を作ってもらって、ハイ、1万5千円。

用はお金がかかったってことで。

あとは、何をやりたいかや、履歴書を英語で書いたりして、締め切りまでに書類を送り(コピーを作ったり、書類に書き込んだりなどあったが、結構忘れてるな。それらは指示通りにすれば良かったから)、お返事を待つ。

こう書くと、結構簡単だな。そう、やっちゃうと結構簡単なのだった。一部の書類がうまく手に入りにくかったりしたが、何とかなるもんだし。何とかなるんだなぁ。

で、このまますいすい行くと思ったら、最後の最後に大きな問題が発生。

それはまたいつか機会のあった時に。わりと最近なので生々しい。


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コメント 14

知子

出生証明書なんて要るんですか・・・知らなかった(T□T)
TOEFL、懐かしいです。私はなんと6、7回も受けました。笑 
麻布のテンプル大学から近くて歩いていつも13時半開始の試験。
私は春まで学部留学目指してたんです。
スコアのあがり方があまりにゆっくりだったもので、
結局それがひっかかってコンディショナルオファーになり、
院留学に方向転換して今に至る訳なのですが・・・
非常~に参考になりました。あ~気が重くなってきました。笑
by 知子 (2005-11-06 04:41) 

kimuko

birth certification って書いてあったから・・・。何のためにいるんですかね? 国籍確認かなぁ。年齢確認してもしょうがないしなぁ。
実は私、一応ここの院のTOEFL基準点に達してないんですよ。あははは。それなので、今とっても大変。
すみません、「コンディショナル・オファー」って何ですか? ごめんなさいね。

>非常~に参考になりました。あ~気が重くなってきました。

院留学の準備のためにイギリスにいらっしゃってるんですよね? だとしたらいろいろ教えてもらえるのかもしれませんが、何にせよ書類集めが一番いらないエネルギーを費やされたので、なるべく早く準備した方が無難ですよ。
論文における参考文献みたいな・・・。本論とは関係ないけど、ちゃんとしてないといろいろ引っかかって、あげくに七面倒くさい、ってあたりが。

ちょっと鼻炎気味なので頭がぽーっとしているにつき、支離滅裂っぽくてごめんなさい。
by kimuko (2005-11-06 05:57) 

知子

コンディショナルオファーは、アプライ時点で入学基準点に達してない場合に、「入学まであと○ヶ月あるのでそれまでにこの点数まで上げてください、それを条件に入学許可します」っていう条件付の入学許可のことです。なのでクリア出来なかった場合には入れてくれないのです~。私のスコアは微妙なラインにあったので思い切って辞退しました。ぎりぎりまでTOEFLに費やして結局だめだった、なんてことになったら秋からの準備コース入学すら危ういことになるので・・・。コンディショナルオファーは学部の話だったので院とは違うんでしょうねね。全て直接でなくUCASを通してのアプライですし。 論文における参考文献ですか~、はぁ。。焦ってきました。なるべく早く取り掛かるに越したことはないですね。院のアプライの方がはるかに複雑そうで、とにかく全部読み終わった時の感覚がなんとも言えませんでした・・・^^; 
by 知子 (2005-11-07 06:56) 

kimuko

学部の方が厳しいみたいですね。アイルランドもそのようです。学部に入りたい場合、セカンダリースクールに1年は通うみたいです。よく分からないんですが、ドイツやフランスのように、「大学入学許可」を手に入れるのが難しいんでしょうね。これがイギリスにも当てはまるのかどうか分かりませんが。

>UCAS

えーと(笑)。ごめんなさい、これって何? 私質問ちゃんになっちゃってる。始め、UCLAと読んで、「ア、アメリカ?」と焦りました・・。

>院のアプライの方がはるかに複雑そうで

大変ですね。私は終わってしまったので、終わってしまったことはさっさと忘れてしまうタイプなんですが、確かに書類はいっぱいあったけど、とりあえず
1,「自分一人でいつでも何とかできる書類」(計画書とか、履歴書とか)
2,「学校に行って取らなければならない書類」(成績証明書とか)
3,「役所や大学の先生など、自分の力だけではダメな書類」(推薦状とか、戸籍謄本とか)
ぐらいに分けて、色分けではないですが、違う印を付けてました。で、2に関しては一日に纏めて取りに行って(これは日本にいるからできることですが)、3はとりあえず家に近いところ(及び先生へのお願いメール)から攻め、1は夜とか、自分の時間に少しずつ、という感じでやりました。で、できたものから×をつけて、とやると、結構いろんな種類の書類に見えても、それほど混乱せずにいけましたよ。3が一番不可抗力に時間がかかるんですけどね。
って、そんなことやってらっしゃるかもしれないですね。老婆心でした。ごめんなさい。
by kimuko (2005-11-07 07:50) 

知子

いえいえ!とんでもない、私も準備は極力早めにするたちなんですが、まだ院のアプライに関しては手つかずの状態でして。。学部の成績証明書は英文で多めに出してきたのと、あと推薦状も大丈夫そうなんですが、自分の研究計画書の英文が一番難関に思えます。「自分ひとりでいつでもなんとか出来る書類」なのに一番時間悩まされそうな気がしてます。な、情けない・・・笑

UCAS(ユーカスと通常呼んでます)は、イギリスの大学に行く者は誰でも(国内生であろうと留学生であろうと)この機関を通してアプライするっていう機関名です。規定のシートに成績やら履歴などを記入してエッセイや推薦状と一緒に出すと、まずUCASが一次審査みたいなものをして、受験者が記入している大学にアプライする資格があるかを判断して、OKを出したら各大学に書類を送って「こんな人が来てますがどうしますか、大学側さん決めて下さいね」という感じのシステムです。で、大学がオファーを出してくれると、またUCASを通して結局どこの大学にするかなど、最終的に提出することになります。直接大学にアプライするのではないのでやはり時間がかかりますねー。ちなみに最大一人6校まで受けられます。もし全部落ちてしまったら、ラストチャンスで夏の終わりにまたアプライする機会が与えられます。(※但しもし一校でも受かっていたのにそこを蹴って他を受け直したいっていうことは不可能です。) 以上、もう私たちには一切関係ないというのにつらつら書いてしまいました^^; 長文失礼しました~
by 知子 (2005-11-09 02:37) 

kimuko

必ず全員その機関を通してでないと、アプライ出来ないんですか! イギリスってすごい国だなぁ。面倒くさい、というより、しっかりしているというか。国がしっかりしてるんでしょうね。知らなかったです。確かに私にも関係はありませんでしたが、教えていただいてありがとうございました。ちょっとびっくりしました。大学の代わりにそういう期間が間に入って入学等についてある程度まで処理してくれる、ってことなんでしょうね。そうすれば、私のように「あなたの名前はコンピューターにありませんよ」なんていう事態にもならなさそうだし。

>自分の研究計画書の英文が一番難関に思えます。
これってある程度はったりで書いちゃうもの何じゃないでしょうか(笑)。私は実際そうでした。たぶんどう読んでも、入学したあと何を研究するのか分からない内容になってたと思いますよ。具体的に何を研究するか決めたのも、入学して1ヶ月ぐらいしてからだし(笑)。そして今、知識不足に焦っている状態(なのにブログをしている私も私なんだけど)。今まで何を研究してて、どういうところに興味を持っていて、どの時代の何を研究したいのか、とっても大まかに書いていればいいのではないかと、と言っても、字数の問題がありますものねぇ。私のところは1500wordsだったので、それぐらいで埋まっちゃったんですけどね。それより多かったら結構大変だな。あ、自分の卒論や修論のタイトルをつらつら書いたりもしたので、それで結構字数も稼げました(笑)。
ずるっこいことしてたな、私。かっこ笑い、ばっかりつけてごまかしてしまったが。
by kimuko (2005-11-09 03:22) 

知子

うーん、巧みにやっていかないと絶対無理そうですね。(笑) 私もかっこ笑いのお世話になります。。実際自分の研究だから誰も文句は言わないですし、大胆に書いても問題は無いですよねー。後で苦労するのは自分ですけど。笑 そういえば私のUCASに出したエッセイを見返すと、受かるために一生懸命だったんだな~というような感じでハッタリの連続でした。笑
UCASのシステムは学部だけですけど、確かに凄いシステムだと思います。
留学生のみならず国内の学生も全員、というのには私も初め驚かされました。
連絡の行き違いや経由する分の時間のロスは否めませんが、なにせこの適当なことが多すぎる国ですから、専門機関が管理するのはいいことですね。
by 知子 (2005-11-09 09:16) 

kimuko

教育費を削減しまくってる国出身としては、うらやましい限りですね。イギリスは基本的に公立(国立)の大学しかないのでしょうかね。そのあたりの違いもあるかもしれませんが。
風呂敷は広げっちゃっていいんじゃないですか?最終的には博論で畳みます、ってことで、と、知子さんが博士まで行くのならば、ってことですが。私も「大陸とも絡めて」とか書いていたような気が・・・。まあ、それは「後の課題とさせていただきます」と。発表時における非常に便利な逃げ言葉。
by kimuko (2005-11-09 18:11) 

知子

>イギリスは基本的に公立(国立)の大学しかないのでしょうかね。
バッキンガム大学という一校を除いて全て国立ですね。
八割が留学生で構成されてる二年制の私立大学です。
by 知子 (2005-11-11 04:16) 

kimuko

>バッキンガム大学
なんかおかしい、この名前! きっと留学生は各国の上流階級のボンボンか嬢ちゃん達ばかり、と妄想が・・・。『有閑倶楽部』とか想像してしまった。結局漫画オチ。
ところで今の世にも「バッキンガム公(候?)」っていらっしゃるんでしょうか?
by kimuko (2005-11-11 04:40) 

知子

え、っっと~どうなんでしょう、うーん知らないです~><
後の課題とさせて頂きます!!あ、ちょっと苦しいですか。笑
バッキンガム大学は確かに名前が豪華な感じですよね。
でも場所がロンドン北西の小さな町バッキンガムということで、
あのバッキンガム宮殿を連想させつつも意外と普通なようです。
学部が夏休みを利用した2年間の凝縮カリキュラムってことで、
出来るだけ短期間にしてコスト少なく済ませたい人も多いみたいです。
それでも学部と院合わせて千人以下っていう小さな大学ですけどね。
唯一国の補助無しで運営してる大学なので儲かってると思います。。
by 知子 (2005-11-11 08:56) 

kimuko

>儲かってると思います。
お金のある大学=豪華な図書館(蔵書が)、というイメージなので、図書館だけでも利用させてもらいたいわぁ。なんとなく掘り出し物がありそう・・・。
どうでもいいが、大学所蔵の本を自分のもののように線引きまくり、コメントしまくり、っていうのはどうにかならんもんかなぁ。これってアイルランドだけ?
by kimuko (2005-11-11 09:00) 

知子

確かに大きな大学は新しい図書館建ててますね。
でもバッキンガムは歴史関連は全く強くないので期待できないかと。笑
グラスゴーやブリストルはイギリスで財政の良い大学に設定されたこともあるし、
人文・社会科学系図書館、など専門の図書館を含めて十数も持ってるので、
そういうところは期待出来るでしょうね~。研究評価が高くて資金貰ってる大学です。
他にも最近ではバースやボーンマスも凄い資金かけて新しい図書館が建ってます。
24時間オープンとか!(別にこもりたくないですけど。)
エディンバラも200万冊の蔵書を誇るのが魅力ですね~。
でもオックスブリッジやロンドン大学の図書館に行けば一番間違いないのかな。
by 知子 (2005-11-11 17:39) 

kimuko

24時間の図書館ってすごいですね。人件費とか光熱費とか。出来ればコンビニも24時間ならいいのに、とはいえ、これは防犯上問題があるのかもしれませんね。
イギリス図書館情報ありがとうございました。よく考えたらアイルランド史なんだからアイルランドの大学図書館が一番いいんですよね(笑)。あー、でもオックスブリッジだとやっぱりその辺も違うのかなぁ。少なくとも中世初期アイルランド史やってる方っているし。
by kimuko (2005-11-11 18:25) 

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