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George R. R. Martin 『A Clash of Kings』 [読書感想文]

先週から新学期は始まる、1ヶ月以上学校がなかったので(私の場合は)コミュニケーション能力は落ちてる、ペーパー1本と、願わくば学生のための学会で発表したいという目論見のもと、発表の要約を書かなければいけない、などゴタゴタしていてしばらく何も書いていなかった。

ちなみに、指導教官は何事に於いても迅速な方で、昨日提出した要約が、昨日のうちに添削されて帰ってきて、それを見て激しくへこんだ。冠詞の使い方は完璧にいかないのは分かるが、こういうことが言いたいけど、私の英語は変、小学生並みの作文能力、というのに的確な、分かりやすい英語に訂正していただき、しかもその訂正が多いことで、この先の自分を考えると、がっかりである。この状態で6万字の論文を書け、と。

英作文だけ教えてくれる学校は、ダブリンにないものか。

気を取り直して。

「氷と炎の歌」シリーズの2巻目を読了。1巻に比べて登場人物が増加し、語り手が増え(語り手の視点から話が進む。一人につき10ページ前後で、時間軸もそれと共に進む、という形式)、その活動地域も拡大し、複線という複線はないが、とりあえずますます混乱が大きくなっていった。この先どう収束するのか分からないぐらい。収束を考えるよりも、まだ話が動き出したばっかり、という状態で物語終了。

ファンタジーらしい要素は1巻に比べ増えた。第3の目を持った少年、黒い魔法、死なない、幽霊のような人々の集団、など。これが1巻の途中で分裂した王国と、乱立した王などと絡んで、非常に複雑。作家は登場する人物全員のキャラクターづけは出来てるんだろうか、と心配してしまう。

というわけで、面白いので読んではいるのだが、面白いまま進むのかどうかはまだ分からない。ともかく先が全然読めないので、このまま読み進めるつもり。

私はアイルランドくんだりに、何しに来てるんだろうなぁ、とちょっと思ったりしながら、本を読んだりしているところ。

A Clash of Kings (Song of Ice & Fire)

A Clash of Kings (Song of Ice & Fire)

  • 作者: George R.R. Martin
  • 出版社/メーカー: Voyager
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: ペーパーバック

邦訳はまだこの本までしかでていない。原作は現在4巻まで出版されている。ハヤカワが途中でイヤにならないで、最後までだして欲しい。途中で邦訳だされなくて、悲しい思いをしたことあるから。


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よしながふみ 『大奥』1 [読書感想文]

友人が「クリスマスプレゼント」と言うことで漫画など細々としたものを送ってくれた。私は彼女が同じようにアイルランドに留学している時、何も送っていなかったので、申し訳ないやらありがたいやら。帰ったら、あるいは彼女がアイルランドに来るならば、それ相応のお礼をしたい。

で、よしながふみの『大奥』第1巻。やっと読むことが出来ました。

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大奥 1 (1)

大奥 1 (1)

  • 作者: よしなが ふみ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2005/09/29
  • メディア: コミック




この人の漫画はこれの他には1冊しか読んだことないが、それと合わせてみても、この人は歴史物が好きに違いないな、と思った。まあ、結構生々しいBLだったので、他のものを見ようとしない、あるいは敬遠していた、というのもある。歴史物だから読んだ、とも言える。あ、『西洋骨董洋菓子店』は違うのかな。ともかく、『大奥』はその掲載雑誌のせいでそのあたりの「詳細な」描写はなく、読みやすかった。

まず設定が奇抜。そして話の進め方がうまい。1巻の4分の3の話が、この先の展開に絡んでくるのかと思いきや、これはこのややこしい「パラレル」な世界設定、その舞台背景を説明するための話。説明するために言葉だけを尽くしたりせず、一つの完結したお話として進めるところが非常にうまい。で、どうやら本論に入りそうな最後の1話分で、実はどうも単なる「パラレル」で片づけるつもりがないことも匂わす。コミック1冊に入る話分を計算して書いたとしか思えない。「まだ序論だったんだー、わー、しかもこの先の展開が異常に気になる上に、全然先が読めない!」と。

私が勝手に「いつでもBLに走れるような設定なんだな」と思っていたのが見事に覆された。

あと、これはよく言われることだと思うが、間が良い。ふきだし、モノローグ一切なしのコマが多いが、それ自身が何かを語っている。あと、書き込みが少ないのは私好み。あんまり多いとそのあたりに目がいって、酔いそうで、しかも話の筋が終えなくなる。

まあ、ともかく1巻だけではまった、この先の展開がとても気になる、面白い漫画だった。漫画読んでるなよ、自分、というつっこみは敢えてシャットアウト。


George R. R. Martin, 『A Game of Thrones』 [読書感想文]

A Game of Thrones (Song of Ice & Fire)

A Game of Thrones (Song of Ice & Fire)

  • 作者: George R.R. Martin
  • 出版社/メーカー: Voyager
  • 発売日: 1998/01/05
  • メディア: ペーパーバック


10 月の末に買った本、やっと読み終わった。本当はこんなの読んでる場合ではないのだが。一応「食事中及び食後と夜寝る前」だけに読む、という縛りをつけたが、途中からその縛りがかなり緩くなってしまった。

ローカス賞を獲得したファンタジー長編であるので、人を引きつける力は大きい。その話の進め方もかなり斬新で、一人の主人公の視点であったり、上から(ある種神の座から)出来事の描写を淡々と描くのでもなく、登場人物数人(8人)の視点から、少しずつ話が進んでいく。それぞれは10ページ程度の章ずつに分かれていて、しかも同時の出来事ではなく、次の人物の視点で話が始まる時には、少しだけ時間が流れている。

場所はどこか別の世界の、島とも半島とも言えない場所。巻頭の地図には載っていないが、東側にはやや「野蛮」な別世界が広がっていて、主となる舞台、「七王国」からの逃亡者や、そことは関わりのない別の民族(名前の付け方がイスラムや中国をモデルとしているよう)が暮らしている。時代は中世後期といった感じ。商人達が主体となった都市も出てくる。主な話は「七王国」での国王を中心とした政治闘争と、それに翻弄される北の国の支配者(王は「皇帝」のような存在で、七つの国の支配者を統括している)の家族。話し手のほとんどは子供達。シリーズ物なのでこのあと彼らがどのように成長していくかが楽しみ。

冒頭部分ではなにやらホラーな感じを醸し出したエピソードが語られるが、第1部の時点ではその正体や、そこで起こったことが何を意味するのか、ほとんど出てこない。これは今後大きな鍵となりそうだ。そして9年間続いていた夏が終わり、冬が始まろうとしている、大きな時代の変わり目でもある(冬と夏が不定期にやってくる、という設定)。

始めに舞台背景や政治体制、登場人物達の性格など何の説明もなく、ホラーなプロローグと何の関わり合いもなさそうなところから始まるので、しばらくは読みにくいが、語り手がほぼ一通り出そろうころから、スピードアップする。

剣は出てくるけれど魔法は出てこない、要請は出てこないけど竜が出てくるファンタジー、あるいは異世界の歴史の一幕、とでも言うべき物語。

残念なのは焦点を当てられる人物達がほぼすべて「○○家」出身で、市井の人たちの生活がほとんど出てこないこと。こういう物ではわりと致し方ないのかもしれないが、話の進め方、世界観、キャラクターが魅力的であるだけに、いわゆるファンタジー的なステレオタイプな設定が、ちょっともったいない感じがする。


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夢枕獏 『陰陽師』 [読書感想文]

これが原作と名を冠した漫画の方が、途中であらぬ方向に行ってしまい、とっても悲しかったので原作の方を読んでみた。

始めのころは漫画の方もほぼ原作に沿っていたのね、という感じ。逆に言えば原作の方は内容を知っていて、しかもちらちら頭の中に漫画の画面が浮かんでくるので、小説の方に没頭はできなかった。漫画の方ではあまりにどぎつすぎる描写は避けていたようで、原作の方を読んでどっきりするシーンもあったが、原作小説とそれの漫画化、の美しい関係がこのころはあったのだな、と思い、逆に漫画の初期のころの雅で妖気の漂う雰囲気を思い出した。あれが12巻まで続くはずだったのに、私の頭の中では・・・。

小説と漫画の決定的な違いは、音、かな。漫画では音よりも視覚でまず捉えるから、音が手書き文字で書いてあったとしても、音としては再現できない。でもこれが小説だと、音がリアルに頭の中に響いてくる。そこが小説のいいところ。

漫画の良いところは、小説ではどうしても説明調になってしまう風景やちょっとした景色、シーンをたった一コマで表現できてしまうこと。これは、まさに漫画家の技術によるものではあるけど。あんまり上手じゃなければ、本人の意図したように読者に読んでもらえないからね。

主人公二人(安倍晴明と源博雅)の掛合は、小説の方がより軽快。

前にも載せたけど。



陰陽師(おんみょうじ)

陰陽師(おんみょうじ)

  • 作者: 夢枕 獏
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1991/02
  • メディア: 文庫


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宮城谷昌光 『沙中の回廊』 [読書感想文]

いろいろ混乱中。一部の人は「これ読むの二度目」と思うかも。手広く広げてはいけないのだ。

さて、感想。

アイルランドに来て読んだ2冊目の日本語の本。

宮城谷の主人公の二種類(ハデハデ大活躍 か 少しずつ上りつめる)の後者がこの話の主人公。生まれはあんまり良くないけど、信念に生きたらしぶーくすこしずーつ政治の舞台を上っていき、最高位の身分に至ったのが最後から9ページ目。派手の活躍もあまりせず、筋だけ通しました、という人。太公望とか、呂不韋とか、物語の始めから数奇な運命を歩んで、っていう有名人とは違う主人公を書かせた方が、宮城谷節炸裂だな。

今連載中の『三国志』はどうなるのか少し不安。宮城谷節で三国志。淡泊で、少し説教くさいのかぁ。

地図が少々情報不足なのが難点。これは宮城谷の小説ではよくあることだが、今回は「他の本の地図の使い回し?」と思わせるほど、登場する地名のほとんどが載っておらず、登場しない地名が一杯。まあ、はっきりしない時代だからしょうがないんだろうけど、これなら地図を載せて読書を中断させるより、なかった方がましかも。

沙中の回廊〈上〉

沙中の回廊〈上〉

  • 作者: 宮城谷 昌光
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫


沙中の回廊〈下〉

沙中の回廊〈下〉

  • 作者: 宮城谷 昌光
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫


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萩尾望都 『バルバラ異界』 [読書感想文]

全4巻。本日最終巻を入手、読了。

物語の最初は非常にほのぼのとしたファンタジー調でスタートし、全作『残酷な神が支配する』の重々しく、痛々しく、読んでいて全然楽しめなかった物語と違い、新作はもう少し軽くて楽しい物語になるに違いない、という予感を感じさせる。

が、
・ほとんどすべての食べ物にアレルギーを持つ少女が、父親と母親の心臓を食べて以来9年間眠り続けている。
・若いころ結婚した父と母が離婚し、どちらともうまくコミュニケーションをとってこれなかった(これは両親側にも責任あり)ため、世界に裏切られた、と絶望している少年。
と、実は駒が重い背景を持っていた。

物語の序盤から中盤まで、舞台としての「ファンタジー世界」と近未来の日本がなんのつながりも見えないまま交互に現れ、それなのに少女と少年の世界と夢が微妙に繋がっていることが分かる。それに付属して、複数の、しかし何らかのつながりがあると予感させる謎の人物たちが絡んでくる。その共通項は、アレルギー、「バルバラ」という言葉、火星、夢。なぜ繋がっているのか、なんの関わり合いもないはずの少女と少年が結びついているのはなぜか、謎の人物たちはいったい誰なのか、といった主要な「謎」を軸に、大人になりきれない、父親としての感情もどこかに置いてきてしまったような父と、それと少しずつコミュニケーションをとっていく少年の、親子関係の再構築という物語が同時に進む。この状態が3巻まで続く。

そして3巻の最後から4巻の半ばにかけて、謎の人物たちが実はたった一人の人物であり、彼が謎のほとんどの鍵を握っていることが明らかになるにつれて、徐々に謎解きが進み、最終話の一つ前で取り返しのつかない悲劇が起こり、最終話にかけて一気に加速して物語が収束する。

再び萩尾望都は長編にチャレンジするのではないかと、3巻まで思わせておきながら、4巻で怒濤の最終話に至らせる、その手腕はすごいし、物語のプロットが常人の想像を超えてしまっている。やはり萩尾望都は短編〜中編までの作者だ、と改めて思わせられた。

あまりの展開に感想が浮かばないのだが、ハッピーエンドのようでいて、実はちょっと切なくて、かなり怖い終わり方になっている。誰もが一度は考えてしまうであろう、「胡蝶の夢」的なお話だ。「この世界が実は誰かの見ている夢だったら?」これは結構怖い。気が付いてしまったら、本当に恐ろしい。

読後感は『銀の三角』と似ているかな。すべてが理解できたわけではないが、これでいいか、と思わせてしまう強力な魅力。


宇月原晴明 『信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』 [読書感想文]

これも一月前に読み終わったものですが。

まだ学校の始まる前で、長期滞在許可証とか学生証問題でバタバタしていて、落ち着き無く、ただただ現実逃避したかっただけの時に一気読みしたもの。今思うともったいないことをした。

買ってから知ったのだが、「日本ファンタジーノベル大賞」の大賞受賞作。大賞受賞作は『後宮小説』、『糞袋』以来。そういえばずーっとチェックしてなかったな。始めは鳴り物入りでいろいろと取り上げられていたし、第1回大賞受賞作品がすばらしかったから、話題にも事欠かなかったけど。
http://www.yomiuri.co.jp/jfn/

これもかなり良くできた話。古代シリアと、中世日本、そして物語が語られるのが第2次世界大戦前夜のベルリンと、舞台装置が秀逸。日本の戦国武将を古代ギリシア文化圏(ローマ帝国の東部)の文化と結びつけるという、まったく新しい視点を提示した歴史小説だと思う。安土・桃山時代をあっという間に違う意味で神秘的にしてしまった。まさにこれぞファンタジー。しかも小説に下地に実在の小説を使うところも、小細工が聞いている。といっても寡聞にして私は存じ上げておりませんでしたが。こっちを知っている人がこの小説を読んだ場合、どのような感想を持つのか聞きたいものだ。

斬新な舞台装置と特異な視点を持った歴史小説、として始まりからどんどん引っ張り込み、中間も、中だるみせず一気に読ませるが、残念なのがあっけない幕切れ。語り部の相方は始めからその正体はばれているので、こっちの扱いはいいとして、なぜ信長が明智光秀に討たれたのか、その理由付けがはなはだ希薄。あるいは、私が読み切れていないだけの問題かもしれないけど。途中までの、迷いのない信長の行動との差が大きいように感じた。これは、終わり方が決まってしまっている、歴史上の超有名人を登場人物にした場合の、難しさだとは思うが、もう一ひねり欲しかった。

信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス

信長―あるいは戴冠せるアンドロギュヌス

  • 作者: 宇月原 晴明
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 文庫




ちなみに下敷きにした小説はこれ。

ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト

ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト

  • 作者: アントナン アルトー
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 1996/01
  • メディア: 単行本


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ダン・ブラウン 『天使と悪魔』  [読書感想文]

今更な感想文ですが。

渡欧の飛行機内で読もうと思い、かつてのゼミの先生からお借りしました。「これだけいろんな人に貸されたのだから、アイルランドでゴミとなろうとも、この本も本望だろう」と訳の分からないコメント付きで。

アイルランドに来る前に気休めで通っていた英語学校(シェーン)の先生(私より10も年下)には、「『ダヴィンチ・コード』より始めはスピードが乗らない』とスロースタートとの報告を受けたが、そうでもなかった。『ダヴィンチ・コード』と同じような登場人物、つまり、主人公と彼と行動をともにする女性 対 冷酷非情な殺し屋とその雇い主である陰の黒幕 という形式は一緒だが、教皇選挙を絡めた様子が非常におもしろい。この本を抱えてローマへ、の方が、『ダヴィンチ・コード』抱えてルーブルへ、よりも惹かれる。

主人公が結構疲れてるのが、如実に感じられた。そういえばご飯全然食べてないよなぁ、せっかくイタリアなのに。そして、思っていたよりもバチカンがでかくてびっくり。中の様子が(どこまで本当なのかよく分からないが)結構分かったのもよろしい。スイス衛兵が見た目ほどかっこよさそう(あの辺なデザインでもかっちょいい、と私は思う)じゃないというのが残念でしたが。

東京からダブリンまで、待ち時間も合わせて24時間かかったが、ほとんど読み終わっていた、というぐらい、スピード感あふれてました。私としては『ダヴィンチ・コード』よりおもしろかった、という印象。というより、こっちは半年前に読んだのに、もうほとんど内容を覚えていないんだな。学問的好奇心を大いにくすぐるが、結局のところ軽い読み物、というのが今のところのダン・ブラウンの感想。知識量の多い、シドニー・シェルダン。いや、良い意味で。

天使と悪魔(上)

天使と悪魔(上)

  • 作者: ダン ブラウン
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/10/31
  • メディア: 単行本


天使と悪魔(下)

天使と悪魔(下)

  • 作者: ダン ブラウン
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/10/31
  • メディア: 単行本


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