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デモ [アイルランド的小咄(雑学)]

本日、ここ数日以来進められてきた話し合いがうまくいかず、アイリッシュ・フェリーの雇用問題から発したデモが、アイルランド各地で発生。「National day of Protest」と銘打って、多くの人が参加した模様。ニュースを読む限りでは、(ラジオでのヒアリング不可能・・・)もっと安い人件費ですむ東欧出身者達を雇って、アイリッシュの労働者の多くを解雇する、という話だ。まあ、確かに、飛行機に比べると格段に高いのだ、フェリーの運賃。片道で100ユーロは軽く突破している。これだダブリン・ロンドン間の飛行機だと、往復で税金入れても90ユーロ、もしくはもっと安いこともあるだろうね。ライアンエアーなら、間違いなくもっと安い。

驚いたのは、大学のあちこちに、「一緒に労働者を応援しよう」という呼びかけのビラが一杯貼ってあること。日本ではあり得ないだろう(あるのかもしれないが、寡聞にして私は知らない)。学生のころから、こうやって社会の仕組みやそのひずみに触れる機会があるのは、市民として成熟するには良い。

今日は、本来元々あまり出かけない方なので今日だけ、というわけではないが、昼過ぎから1万人を超えるデモがあったダブリンでは、交通は完全に麻痺してしまったようだ。元々すべての交通網が地上にあるため、こうなるともう完全に混乱してしまうのだな。

そういえば故知に着たばかりの時にもダブリン市内でデモがあって、途中でバスを降ろされて、あげく帰りのバスを捕まえるのにかなり苦労した時があった。日本ではデモが少なすぎるし、参加者も非常に少ないものだが、さすがに民主主義の発祥の地(西ヨーロッパ、という意味で)、3ヶ月ちょっとの滞在中に少なくとも2回、ダブリンでデモがあったわけだ。


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