現実逃避 [映画。漫画。]
突然今日になって現実を突きつけられ、
衝撃のあまりネットサーフィンで現実逃避したが、
それによってさらに自分が情けない気分が増大。
本日でしばらく現実逃避を封印する意味で、
最後に先月・今月出てしまった読みたい漫画達の続きをここに晒す。
プレビューを読んだところでは、かなり期待できなくなってしまったらしい。
「スノーボール・アース/全球凍結」など、かなりツボな展開だったのに。
腐女子ウケする漫画だと思っていたが、コミック売り上げベストテン、などに余裕でランキングされているとは知らなかった。
留学始めてすでに2巻目。早いね。それ以上いうことなしだな、とりあえず連載再開以降は。
ほのぼの妖怪もの。わりとありそうな舞台設定でよい。
上記の外伝の、本編。なんとなく「カミングアウト」しちゃった自分を晒している気分。
明日から、一次史料の読み込みに入りたいと思います。
The Chronicle of Narnia [映画。漫画。]
昨日、『ライオンと魔女』を見に行ってきた。英語のタイトルだと、『ライオンと魔女と衣装ダンス』だったのね。衣装ダンスは確かに重要アイテムだが、タイトルは和訳の方がすっきりしていると思う。
内容は、原作がしっかりしているから、もちろんすばらしかった。俳優達もイギリス人(だと思う。発音からすると。アメリカ人ではなさそう)で、ドイツ軍によるロンドン爆撃も緊迫感があり、始めは戦争映画を見に来たのか錯覚するぐらいだった。つまり、まさしく原作通り(と言っても、読んだのは遙か昔なので、最初と最後しか覚えていないので、ちょっと不安)。
子供達は演技達者。特に重要な末っ子の女の子と、三番目の男の子。始めに一番下の子がナルニアにやってきたシーンはすばらしかった。深い森、雪の世界、そしてあの「街灯」。そしてフォーンとの出会いも微笑ましく、まさに王道ファンタジーだった。ともかく、風景は全編通してすばらしかった。こういうことを言葉で説明するのは難しいな。ともかく、いわゆる英国産ファンタジーのイメージを、良い意味でまったく裏切らない、忠実な「絵」と言えるだろうか。
問題が少々。まず、最初の疎開シーン。もちろん蒸気機関車であるが、これを空撮している(もしくはCG)で、ハリー・ポッターを想像させる以外の何ものでもない映像。やりすぎ。そして動物たち。アスラン含めてほぼすべてCGだが、動きが変。リアルの映像の上に乗っかったCGが、いかにもCGです、と思わせる、画面のズレ。なめらかでない動き。10年ぐらい前のCG技術か? と思わせてしまう。ディズニーさん・・・。そして魔女軍団の戦士達。指輪のオーク達のよう。戦いのシーンはローハン軍を想像させる。
総じて、ハリー・ポッターと指輪に対する意識が強すぎるきらいがあった。ナルニアは、「戦後三大ファンタジー」の一つなのだから、プライドを持って作って欲しかった。BBCのナルニアシリーズを見習ってくれ。少なくともイギリスとアイルランド人の大人は、あれと比較するぞ。
物語はよいのだから、その辺はとっても残念。もうちょっと時間と、想像力を使って欲しい。映画は、このあともシリーズ化して作るのだろうか? だったらもう少し考え直して欲しいな。あと、2時間少々という時間も。子供にとっては長すぎるんじゃないかと思った。
ひゃっほー [映画。漫画。]
買ってしまいました。今週で授業が終わるので、終わったら見る。映画館で一回見ているが、映画館の時はジェット・リーを見るのに忙しく、話として楽しめなかったので、ってヤバイよな。でも日本語版でないのが、ちょっと残念。
↓これは日本版ですが。1月まで待てなかったので、イギリス版を。まだ袋も開けてません。開けたら止まらなくなりそう。っつうか、こんなところにいなければわざわざ買ったりなんかしなかったろうな、と思うとちょっと自分が悲しい。
ダニー・ザ・ドッグ DTSスペシャル・エディション (初回限定生産)
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2006/01/13
- メディア: DVD
ちなみに、ジェット・リーはほほえみがよろしい、という私にとっては、中国制作以外では『ロメオ・マスト・ダイ』の次に好きになった映画である。『ロメオ』と違うのは、こっちは英語がぺらっぺら、ってことで。やっぱり『ロメオ』のちょっと舌っ足らずな英語の方が萌える。ただ今作の方が、実は誰も死ななくて(身近な人は)しかも結構さらっとしたハッピーエンドなので、観賞後の気分はこちらの方がよい。しかし40には見えないよなぁ。場面によっては10代とかでもよろしい。
11月の新刊漫画達・又 [映画。漫画。]
本当に院生の留学生なのでしょうか。そうです。でも読みたいものは読みたいのです。
出たのね、2巻。話は進んでいるのか進んでいないのか。1巻しか読んでないからどういう方向に進むのもよく分からないが。タイトルからするとひょっとして最後はアメリカ大陸に? そういう成功物語でいいのか?!(ここまでほぼ妄想)
12巻か・・・。8巻ぐらいから(もっと前から?)話がだんだん重くなっていくので、ある程度決着が付くまで1回ずつしか読んでいない。始めのころは軽快なノリだったのにな。風呂敷広げすぎな気もしなくはないが、ひょっとして前巻までの話の決着が付いて「完」ってこともあり得る。だとしたらちょうどいい具合の風呂敷なのかもしれないが。まあ、そこまで行くにはあと数巻は費やさないと終わらないだろうけど。留学終わるころに完結してたら、うれしいな。一気読みの楽しさが。
彼女は主人公の元に返ってきてくれるのだろうか・・・。
表紙ないのね。なるしまゆりは夏に突然はまった。大人買いしてしまったし(大人だけど学生だから本来やっちゃいけないのよね)。絵が微妙なんだけど(同人上がりの人らしい)、設定と世界観はまあわりと好きな方。始めから結構大風呂敷だけど、たためるのかどうかちょっと不安はありますが、まあ、始まったばっかりだしね。
『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』 [映画。漫画。]
先週の土曜日のことだが、見てきたよー、ウォレスとグルミットの最新長編。しかも映画館デビュー作品。邦題は上記のようで、来年春公開予定だそうだ。こちらでのタイトルは、『Wallace and Gromit: The Curse of the Were-Rabbit』。ええと、ウサギ男の呪い、とでも言うのでしょうか。もうすでに、ウサギが出てくるのね、と確認できてしまう。
これの前に「前座」として『マダガスカル』のペンギンたちが出てきた。これは見てないのでどうかな、と思ったが、結構おもしろかった。しかし、最新のCGアニメーションのあとにクレイ(粘土)アニメーションを持ってくるとは。ぎくしゃくした動きに始めちょっと違和感を持ってしまったではないか。始めだけ。『ウォレス』も少しだけCG使ってたな。
ヒロインの声はヘレナ・ボナム・カーター。ティム・バートンのアニメーション(『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』っぽい)『Corpse Bride』にも声で出演しているので、今最も「旬」っぽい。後者は、旦那なのかパートナーなのか知らないが、ともかく最愛の人が監督だから、ってこともあるのだろう。ジョニー・デップも声ででてるし。バートン・ファミリーか。
『ウォレスとグルミット』見てきた、と言ったら、ドイツ人もアイルランド人も声をそろえて「あれはいい映画だ」と。なんだ、ウォレス・ファンって結構いるのね。
今回は話が長い分だけ、今までよりもよく練られた脚本でした。敵役あり、大どんでん返しあり、二人の友情あり、いつもよりもよく頑張ったグルミット、ちょっとぽろりとさせるところもあり(グルミットの丹誠込めて作ったキュウリ(?)が・・・、のところのグルミットの顔が・・・)、ラブあり。相変わらず一声も発せず、目だけで演技(?)するグルミットは最高でした。「害虫は殺さず人道的に扱ってね」っていう映画?
漫画新刊達 [映画。漫画。]
買ってる漫画の種類が多いので、ほぼ毎月何かしら新刊が。悶絶。この悪癖はいつまで続くのかなぁ。
↑早く終わらないかなぁ、これ。巻数が増えれば増えるほど、1冊あたりの内容が薄まっていく、ループ漫画。ここまで来たらとりあえず最期は見届けないと。
↑あっ! 映像がない! がっかり。次の巻が出るまでとっても時間がかかる漫画。ちょっとホラー入っているけど、現代日本のやや普通の高校生が主人公のファンタジー、だと思っている。背景をあんまり書き込まなくて、白っぽいところが、淡泊でよろしい漫画。
↑あっ! 映像がない(泣)。これは、ある日、どうでもいいから現実逃避したくて買った漫画の続編なので、別に読めなくても痛くもかゆくもない。たぶんこのままフェードアウトしてしまうだろう。とんでもなくすごい展開になったら分からないけど。2巻までの感想としては、そういうことはなさそう。
最後に。とっても気になる。
↑男女逆転設定とは、非常におもしろそう。作者がBLじゃなければ、もっと積極的に欲しいのだが。なんだかいろんなところで話題に取り上げられているようで、とても気にはなる。しばらくは様子見。2年は寝かしておこう。女吉宗。女暴れん坊将軍?
ジェヴォーダンの獣? [映画。漫画。]
聖アッバンの聖人伝を訳しているのだが、なかなか進まない。まだ聖人は天然で、しょっちゅう寝てしまうお子ちゃまだ。
で、ワガママこいて伯父(叔父)である司教聖イヴァールにくっついて、ローマまで巡礼する予定なのだが、今はまだブリトンにいる。そしたら、ある時「形と力がライオンのような、誰も知らない獣」がある街を荒らし中。王が軍隊とともに戦うが誰も勝てず、逆に300人も殺されてしまう有様。
最終的に聖アッバン様が「滅びよ」というと死んでしまうかわいそうな結末なのだが、「ライオンのような誰も知らない獣」というのがまるでジェヴォーダンの獣のようで、あるいは映画『ジェヴォーダンの獣』の獣のようで、すっごく気になった。
「ライオンのような」というのは、恐ろしい獣に対する決まり文句なのかな? しかし、現ブリテン島にいたそんな獣とは、なんだろう。熊? でっかい狼? まあ、聖人伝作者がどれくらい「ライオン」というものを知っていたかどうか、という問題もあって。ローマに巡礼したことがあるなら知っていたかもしれないけど。『ケルズの書』の4福音書作者の象徴の一つであるライオンも、「これはライオン」と思ってみないと、「誰も知らない獣」だもんなぁ。
そういえば唐獅子もライオンに見えないし。明治以前の日本人にとって「獅子」といったら、やはり恐ろしい、強い獣の代表だったのか?
ちなみに映画のネイティブ・アメリカ人役の役者はステキであった。
久しぶりに [映画。漫画。]
街に出てみた。2週間ぐらい近寄ってなかったが、今回は必要に迫らせて。
で、見つけたのが、クレイアニメーションの傑作シリーズ(と私が勝手に断定)、
の、続編。でっかい広告がバス停に貼られていた。時には街に出てみないとだめねぇ、ということで、帰ってきたら都合のいいことにルームメイトが今日の新聞を買ってきて読んでいる。ちょっと見せてもらった。なんだかやけに、映画と映画の間の時間が長いじゃないか、『ウォレスとグルミット』なのに。で、ネットでダブリンで公開の映画を調べてみた。
80分。クレイアニメーションは長いと微妙なんだよねぇ。短いからいいんだよねぇ。確かこの監督ってこのあと長編作ってちょっと失敗してたよねぇ。
全3作はみんな20分ぐらいしかなったのだ。しかも、キャラクターが良かった、というのもあってヒットしたんだと思う。「クレイアニメーション」だからヒットしたわけではない、と。でもかなり気になる。昨日から公開中。
クレイアニメーションといえば、NHK教育でやっていた『ニョッキ』、好きだったなぁ。
若干タイトル変えちゃった。 [映画。漫画。]
寝れないし。昨日寝過ぎたからに違いない。
悔しいので私が日本を発ってから発売された、継続的に買っている漫画たちの表紙だけでも眺めることにする。
↑これだけライト・ノベル。
↑わりと作家買い。1巻の時点ではいまいちおもしろさ感じられず。
↑「完」らしい。この人の作品の中ではいまいち。BLですが。この方、BL度薄くていいんですけど・・・。でもこれはそうでもないらしい・・・。
↑はうう。これはかなり読みたい。自分のやってる時代とは全然当てはまらない時代だし、ヴィクトリア時代が好きかと言われれば、わりときらいな方だけど、作者の態度がすばらしい。当時の風俗を上手に取り入れ、しかも暑苦しくならない程度の恋愛も付加した、上手なお話。作者は自分をデフォルメしているが、お話作りは上手なようだ。とりあえず5巻までの判断では。
↑まあ、最初から読んでるから。前巻は説明的台詞が多すぎたね。古代日本史好きだけどさ。
↑ここまで巻数増えてるのに、それほどいろいろな意味で「インフレ」してなくて、さっぱりとした良い漫画。ただし、あるところで止め時を見つけないと、ダラダラ続くだけ、になる予想もほんのりある。
↑舞台のモデルは中世ヨーロッパなんでしょうな。15,6世紀? ヨーロッパの一部はすでに中世でなし。巻数が進むにつれて反比例的にスピード感が遅くなっていく作品。これ読んで、カルカッソンヌに行きたくなった。