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狐の嫁入り [気候]

天気予報とはかなり違って、午後から雨になることもなく、前夜に降った雨のおかげで朝(といっても起きたのは11時半)から空気が澄んでいる感じ。雲もそれほど多くなく、いい天気になりそうであった。

3時頃突然10分ほどの大雨。でも部屋から見た空は晴れている。いわゆる「狐の嫁入り」というやつ。こういう雨は、かなり良い。ラブリー、というやつ。雨が止んだ後、空気が「艶っぽく」感じられた。

一雨ごとに深まる秋。たぶん、そういうことじゃないと思う・・・。


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留学について [study in Dublin]

留学について少しだけまとめてみる。

1番最初にダブリンに留学に来たのは10年以上前の話。正確に覚えていないが、93年か94年の夏、1ヶ月の短期語学留学。ダブリン北部のDublin City University (DCU)。なぜここを選んだかと言えば、その前年、初めてアイルランドに観光に来て、一番安い宿、ということで泊まったのがDCUの学生寮だったから。少しでも知っている場所の方が安心できる、ということで選んだ。

現在は、これかな?
http://www.english.dcu.ie/

現在はかなり大きいようだが、私が留学したときは、クラスは二つ、初級者クラスと、中級者以上クラス。初級者の方には、どこからか忘れたが、日本の女子大のお嬢さんたちが何人かいた。彼女たちの大学の英語の先生がアイルランド人だったからだそうだ。それ以外は中級者以上クラス。でも10人に満たなかった。日本人は私一人。ある日なぜかそれぞれの国の国歌を歌え、ということになり、「国家じゃないのに(このときはまだ国家じゃなかったのね)」と思いつつ、暗い「君が代」を一人で歌わされた。

当時はまだインターネットに触ったことが1度か2度、という状況で、どうやって学校の情報を手に入れていたか、記憶にない。アイルランド政府観光庁か、大使館で何かをもらったような気が、うっすらとする。その後の交渉もよく覚えていないが、おそらく手紙かファックスで連絡を取り、入学する旨を伝えたのだと思う。そのときはホームステイではなく、寮に入っていた。期間はまったく覚えていない。

支払い等についてもよく覚えていないが、間違いなく東京銀行(がまだ三菱に吸収合併される前)から振り込んだのだろうな。まだアイリッシュ・ポンドの時代だった。大量のトラベラーズチェック(英ポンド)を持って行ったんだと思う。

このときは結構いろいろなところに行った。DARTに乗って北部郊外のHowthに行ったり、しばしば街中に出てパブに行ったり(途中からは学校のパブに入り浸り。そういえばここには日本酒があった。頼むと必ず熱燗で出てきたので、暖めないでそのままくれ、と言ったら、そのままでも飲むのか、と聞かれた。)。Glendaloughに初めて行ったのもこのとき。その後は友人とGalway, Aran Islands (Inis Mor 日本語にすると「大島」), Sligo, Donegalに行った、はずだ。

今にして思えば、最初の機会から業者に頼もうという考えすらなく(そういうことを代行してくれるところがあることすら知らなかった)、自力で手続きから飛行機チケットの手配までしたことが、良い経験になった。

確かこの時は、ダブリンに入国する前にイギリスに入り、ロンドン、ランズ・エンド、ウェールズを回って、ウェー留守の北西部の島、アングルシー島の先端にあるホリーヘッドからフェリーで入国したはず。この当時は4時間かかりました。今は高速船で1時間半しかかからないそうだ。


ステキ [TB]

ステキです・・・。

シェナ 2)
写真説明
1.中世の町シェナ
  丘の上の町であることが分かる
2.カンポ広場と市役所
3.大聖堂(イタリアの中世の町にあって聖堂は
  どれほど重要なことか。
4。今でも使用されている中世の建物(たしか銀行?)



ダン・ブラウン 『天使と悪魔』  [読書感想文]

今更な感想文ですが。

渡欧の飛行機内で読もうと思い、かつてのゼミの先生からお借りしました。「これだけいろんな人に貸されたのだから、アイルランドでゴミとなろうとも、この本も本望だろう」と訳の分からないコメント付きで。

アイルランドに来る前に気休めで通っていた英語学校(シェーン)の先生(私より10も年下)には、「『ダヴィンチ・コード』より始めはスピードが乗らない』とスロースタートとの報告を受けたが、そうでもなかった。『ダヴィンチ・コード』と同じような登場人物、つまり、主人公と彼と行動をともにする女性 対 冷酷非情な殺し屋とその雇い主である陰の黒幕 という形式は一緒だが、教皇選挙を絡めた様子が非常におもしろい。この本を抱えてローマへ、の方が、『ダヴィンチ・コード』抱えてルーブルへ、よりも惹かれる。

主人公が結構疲れてるのが、如実に感じられた。そういえばご飯全然食べてないよなぁ、せっかくイタリアなのに。そして、思っていたよりもバチカンがでかくてびっくり。中の様子が(どこまで本当なのかよく分からないが)結構分かったのもよろしい。スイス衛兵が見た目ほどかっこよさそう(あの辺なデザインでもかっちょいい、と私は思う)じゃないというのが残念でしたが。

東京からダブリンまで、待ち時間も合わせて24時間かかったが、ほとんど読み終わっていた、というぐらい、スピード感あふれてました。私としては『ダヴィンチ・コード』よりおもしろかった、という印象。というより、こっちは半年前に読んだのに、もうほとんど内容を覚えていないんだな。学問的好奇心を大いにくすぐるが、結局のところ軽い読み物、というのが今のところのダン・ブラウンの感想。知識量の多い、シドニー・シェルダン。いや、良い意味で。

天使と悪魔(上)

天使と悪魔(上)

  • 作者: ダン ブラウン
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/10/31
  • メディア: 単行本


天使と悪魔(下)

天使と悪魔(下)

  • 作者: ダン ブラウン
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/10/31
  • メディア: 単行本


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Etchingham, C., Church Organisation... [学問]

4章まで読み終わったところで中間の感想。
序章でこれまでの伝統的な学説(司教を中心とした教会から、叙階を受けていないか、受けていても非常に低いランクの修道院長を中心とした修道院制への移行が起こったのが、アイルランド中世のキリスト教会の発展形態)をバッサバッサと切りまくる様子は興味深かった。また、これまでの先行研究の紹介にもなっているので、非常に有意義。それ以降については、これでもかこれでもかというぐらい様々な形態の史料にいちいち依拠して、それまでの学説を細々と否定していく。が、新しい彼なりの学説がいまいち面白味に欠ける。

ここまで読んだところでは、ある単語一つとってもそれらを簡単に「こういうもんだ」と説明しきってしまうのは危険で、それぞれの単語が使われている史料の、コンテキストに沿って解釈すべきだ、という平凡な知識しか受け取れず。

最後まで読む必要はなさそうだと判断。タイトルから判断するに8章までで終了する予定。それでもあと200ページ。彼の英語のスタイルにやっと慣れてきたから、もう少しスピードアップを望むところ。

そのあとは出来れば司牧関係の二次文献を探す予定。墓地関係はあるのだろうか? これも一応頭の片隅に置いておく。

Church Organisation in Ireland A.D.650 to 1000

Church Organisation in Ireland A.D.650 to 1000

  • 作者: Colman Etchingham
  • 出版社/メーカー: Laigin Publications
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: ハードカバー


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