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スパイ [雑記(徒然なるままに)]

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20051227k0000m030006000c.html

最近新聞記事からの引用が多いのだが。やっと日本の報道機関で報道されたようだ、といっても、他の機関ではすでに報道されていたのかもしれないが。ともかく、毎日は10日も経ってようやく記事にしていた。

IRAの幹部が、英国情報部にリクルートされて、20年間、その情報を英国に漏らしていた、という話なのだが、字面だけ追うと「スパイ事件」って、なんだか「ステキ」に聞こえてしまう。映画や小説や漫画等の影響だけれど。実際には非常に汚いもので、しかもかなり地味な活動だと思う。実際、こちらの新聞では一面にでかでかと写真が載っていたが、地味なおじさんだった。

北アイルランドの状況は、かつてに比べては多少とも良くなったように感じていただけに、非常に残念。この問題がはっきりして、IRAと英国政府と、そして当の北アイルランドの住民が納得できる形で何らかの答えが出てくれると良いと思う。

それにしても、英国って結構えげつないね。政府なんてものは、所詮そんなもんなんだろうけど。日本の「機密費」だって、何に使われてるか分かったもんじゃない。お役人の海外旅行とか、家族へのおみやげとかに使われてるとしたら、それはそれで問題だが、こういう政治的にかなり微妙な問題に使われているとしたら、国民にそれをチェックする権利が与えられていないなんて、ひどい話だ。


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コメント 4

知子

遅ればせながら、、、
私の学部の卒論はアメリカの情報機関の発展と政治への関与というものでして、WWⅡ前には群を抜いていた英国の諜報技術を、WWⅡ中に瞬く間に米国が追い抜いていった経緯を調べたり、米のNSA(国家安全保障局)の実態に迫るものだったんです~。といってもたかが海外の一学生に簡単に分かれば情報機関の意味が無いわけで(笑)、卒論には非常に難しいテーマだったわけですが・・・当初はワクワク交じりのの研究だったのに徐々に嫌気が指したものです。。ふとなつかしく思ってしまいました。(たかが1年前なのに) 米国に比べれば英国のえげつなさなんて可愛いものな気がします>。<
by 知子 (2005-12-29 10:14) 

kimuko

卒論、現代史だったんですね。確かに情報局なんて、学生が片手間に調べたくらいでは内実は分からないのでしょうけど、過去に彼ら顔かなった可能性の高い事件と、それによる政治の影響を少しでも明らかにすることで、過去よりも今、今よりも未来に、情報局なんてものが、暗躍せず、自国だけでなく他国の人間を抑圧せずになったらいいと思います。
確かに、アメリカの情報機関の方が、やってることが大きいですよね。イラクで今起きてることだって、元は彼らの(これは英国も関わっていたか)「活動」によって始まったものなんだから。
by kimuko (2005-12-29 19:01) 

yoku

kimko様
あけましておめでとう御座います。
イギリスの情報機関はいつ頃始まったのでしょうね?
興味あります。今、アラビアのロレンス(イギリス陸軍
の情報機関に最初、雇われた、彼は確かアイルランド
生まれ?)を再読していますが(岩波新書中野好夫著)、
もうその頃(第1次大戦)ころは、存在していたとすれば
大分古くからですね。
また、イギリスのヘンリー8世が英国国教会をアイルランド
に強要するのは15世紀だし、IRAは大1次大戦ごろ誕生と
イギリスとアイルランドの因縁も深いのですね。
by yoku (2006-01-02 03:01) 

kimuko

yoku様
コメントありがとうございました。お返事遅くなり申し訳ありません。年末に、ちょっと旅行に行っていました。
情報機関関係の研究はありそうで、なさそうですね。扱っているものが微妙ですものね。
第1次世界大戦とか、第2次とか、冷戦とか、そういう時期の情報機関であれば、なんだか小説を読んでいるような感じですが、
今現在も、まだまだ活躍している、というところが、生臭い感じがしました。
政治の世界はやっぱり薄汚い面が一杯なんですね。
by kimuko (2006-01-05 01:29) 

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